筆者は北京で旅行を学ぶ大学院生。妻は中国人。明るい話題の少ない日中関係ですが、将来に向けて建設的な提案を行なっていけたらと思ってます。末永くよろしくです。
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週刊誌《氷点》の発行禁止と以史為鑑

日本語訳載せました。

日本語

昨年年末の新聞《新京報》の総編集長更迭に続き、中国メディア界にまたも暴風が吹き荒れました(詳細は以下をどうぞ↓)
『新京報』風波
『氷点』李大同の抗議文
これは中国の内政問題なので、僕もとやかく言いません。ですが、今回週刊誌《氷点》の発行停止には歴史問題が関係あると聞き、一言口を挟みたくなりました。

ご存知の通り、私の祖国日本と皆さんの中国の間には、歴史問題の齟齬があります。「知中派日本人」として、僕はこのことをとても残念に思います。近代史に関して、日本の若者が知っている事は、中国の若者ほど多くありません。日本の若者はもっと近代史を一生懸命勉強するべきだと思います。しかし祖国の罪を反省するというのはとても難しいことなのです。この事は皆さんにも分かってほしいと思います。私達は秦桧の子孫で、皆さんは岳飛の子孫です。私のおじいさんは確かにあなた達のおじいさんを殺しました。これは歴史的事実ですが、私はこの歴史を思い出したくありません。一つには祖先を咎めたくないこと、もう一つは私自身は本来何も悪い事をしていない事…。

この状況を打ち破るために、我々が歩むべき道は二つあると思います。
一つはお互い歴史を忘れる事。未来だけを語り過去に触れない事。
もう一つは「歴史を鑑にする」こと。歴史のかさぶたを掻き毟り、相互に歴史に対する考えを語り合う事。交流を通して、日本人は祖先の残した傷が未だに癒えていないことを知るでしょう。中国人も加害者の苦しみを知る事ができるでしょう。我々は互いに、相手の立場にたって物事を考える能力に欠けています。私は交流を通じて、我々若者がこの苦境を乗り越えられると深く信じています。しかし「歴史を鑑にする」の「歴史」は、日本の右翼の言う「欺瞞史」であってはなりませんし、「共産党史」であってもなりません。我々は共に「客観的な歴史」を追及しなければなりません。交流の初期には相手の意見が受け入れがたく思えるでしょう(中国に着たばかりの頃の僕がそうでした)。しかし相手の心情を徐々に理解できるようになるでしょう(今の僕がそうです)。日本が加害者で中国は被害者であるという図式はその通りですが、日本の指摘の一部は皆さんにとって耳の痛いものになると思います。例えば戦争の死傷者数の水増し問題などです(手元に2005年8月31日付の《新京報》をお持ちの方は王錦思の評論を読んでください。日本語が分かる方は、以下に日本語訳があります↓)
王錦思の評論翻訳

この度週刊誌《氷点》が発行停止になった原因は、《氷点》が義和団の残酷さを挙げ、中国の歴史教科書が義和団を英雄扱いしているのは偏っていると指摘した事にあったと聞きました。義和団は抗日戦争の核心問題ではありませんが、共産党が歴史観をかくも厳重に統制しているのを知って、私は呆れて口が塞がりませんでした。やれやれ、我々が歴史問題を解決できる日は、いつになることでしょう。

読み終えた方、意見をどうぞ(commentsをクリックすればコメントできます)。ここは「百花斉放(百の花が咲きそろう。言論の自由の喩え)」の花園です。
ついでに、私の中国語の間違いがありましたら指摘してください。ありがとうございました。


中国語

紧接着去年年末《新京报》总编辑的更迭,中国媒体界有刮起一阵大风暴(详细消息如下↓)。
『新京報』風波
『氷点』李大同の抗議文
这是中国的内政问题我也不多说了,但据说这次《冰点》周刊的停刊和历史问题有密切的关系,我也想插一下嘴。

众所周知,我的祖国日本和你们中国在历史问题上有隔阂,作为“知中派日本人”我深感遗憾。关于近代史,日本年轻人了解的确实不如中国年轻人多,我觉得他们很有必要认真学习近代史。但请你们理解,反省祖国的罪是很难做到的。我们是秦桧的子孙,你们是岳飞的子孙,我的爷爷确实杀了你的爷爷了,这是历史事实,但我不想去回想这段历史。一是因为我不想得罪自己的祖先,二是我本来没做坏事…

为了打破这一困境,我觉得咱们有两条路可走。
一是咱们都忘掉历史,谁也不说谁了,咱都只看未来不说过去。
二是“以史为鉴”,咱们彻底揭开历史的疮疤,互相讨论对历史的看法。通过交流,日本人可以看到祖先留下来的伤痕还没有愈合,中国人也可以想像到加害者的痛苦。咱们都缺乏站在对方的立场考虑问题的能力,我深信通过交流咱们年轻人肯定能打破这一困境的。但“以史为鉴”的“史”不应该是日本右翼的“欺瞒史”也不应该是“党史”,咱们应该共同寻求“客观历史”。咱们必须倾听对方的意见,在交流的初期阶段也许觉得对方的意见很别扭,(刚来中国时的我就是这样),但慢慢会理解对方心情的(现在的我就是)。日本是加害者中国是被害者这一框架虽然如此,但有些日方的谴责对你们来说也许是逆耳的,比如说伤亡人数问题(手头有2005年8月31日的《新京报》的可以看王锦思的评论,能看懂日语的这里有翻译↓)
王錦思の評論翻訳

听说这次《冰点》停刊的原因是它指出义和团的残酷性,评论中国的历史教科书把义和团视为英雄是片面的。虽然义和团问题不是抗日战争的核心问题,但看到G党对历史观的控制如此严重,我真的是愣呆了。唉,咱解决历史问题的日子什么时候能过来啊…。

欢迎发表自己的看法(点击comments留言一下吧!!),这里是“百花齐放”的花园。
也欢迎纠正我的汉语语法问题,谢谢!!
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by t-kume | 2006-01-26 23:01 | 日記・随筆

千里走単騎

『千里走単騎』は、中国が誇る映画監督張芸謀の新作です。
高倉健が雲南省までやって来て、主役を演じてます。
日本名は調べてないけどストレートに「単騎千里を走る」とかなのかな?

妻と一緒にDVDで見ました。海賊版で5元(=約70円)。
まだ見てない人のために、興味を失わせない範囲であらましを…

高倉健演じる高田父は、数年来息子とうまくいってない。
ある日息子の嫁から電話があり、息子がもう長くないことを知る。
そこで、わだかまりを解こうと息子に会いに行くのだが、面会を拒絶されてしまう。
嫁を通して息子が雲南省の劇を研究していた事を知った高田父は、
単身中国に乗り込み、雲南省麗江へ旅をする。
そこで…

といった感じです。台詞のほとんどは高倉健がしゃべっているし、他の人の台詞にも翻訳がついているので、中国語の勉強にしたい人には期待外れかも。
でも最近のハリウッドもどきの張芸謀作品より、昔の素朴な作品が好きだった人にはいいかも。

高倉健と息子夫婦を除く中国人の役者は、全て雲南省の現地の人です。僕の中の張芸謀代表作「一个也不能少(邦題:あの子を探して)」もそうですが、素人役者を使わせたら彼の右に出る者はいないでしょう。今回も案内役の邱林(チウリン)と孤児の杨杨(ヤンヤン)の演技はとても自然です。

高倉健が杨杨を追いかけるシーンで、ぐっときてしまいました。なぜって、それは内緒ですが…。

さて、見終わって妻が一言。
つまりは「雲南ひいては中国の観光PR」と、「最近日本と中国仲悪いから仲良くしましょう」ということね。と。
んー、まあそう言っちゃー身も蓋もないんですが、一理あるかも。

とりあえず、まだの方、ご覧あれ。
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by t-kume | 2006-01-16 15:49 | 日記・随筆

<アンケート>外国人に紹介したい日本

僕は現在中国で旅行学を勉強中です。

…ということで、唐突ですが
外国人(特にアジアからのお客さん)に紹介したい日本
を募集してます。


自然

町並み

文化遺産

テーマパーク

食べ物・飲み物

レクリエーション

伝統工芸

おみやげ

サブカルチャー

その他

など、何でも歓迎です。回答は匿名で構いません。伝統的な日本にとらわれずに、最新の流行なんかでも可。上の項目について全部書けという意味ではなくて、あくまでも参考です。
ちなみに、学問的統計を取ってるわけではありませんので、あまり真剣にならずに、気軽にどうぞ。
アホなコメント、茶化しコメントも歓迎です。いいアイデアはそういうところから生まれるので。
あ、でもできるだけ具体的にお願いします。例えば寺社仏閣なら、どこどこの何々寺といった具合に。

また、ここで得られた結果は個人的に傾向を把握させていただくためだけに使用し、無断で営利目的に転用する事は一切ありません。

では、どうぞ!!
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by t-kume | 2006-01-07 13:55